「HOTEL910」はもともと「ビジネスホテル クドウ」のアネックスとして作られ活用されてきた建物だが、時間を経て老朽化も進み稼働率は低かった。
ビジネスホテルという業態は全国大手の進出が増え、地元型のビジネスホテルは多くの地域で押され気味と言えるが、今回のリノベーションにあたりクライアントは地域のことをよく知っている強みを生かして、人と人のつながりを感じられ、地域の魅力を案内できるコンシェルジュとして愛されるようなローカルホテルを目指した。グラフィックや家具の製作では大分のクリエイターが起用され、弊社は空間のリノベーションを担当した。
一階には「ランドリーバー」があり、洗濯をしながら一杯飲めるというユニークな空間がある。レセプションカウンターやベンチは、大分大学の木材構造実験で使われた大断面材を再利用して作られている。

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