利他的な建築と地域づくりをめざして

 この度は、『DABURA.m WEB』へアクセス頂きありがとうございます。
弊社は「建築設計」、「空間再生」、「地域デザイン」に取り組む企業です。
本サイトではこれまでにご依頼頂き実現してきた建築物、再生してきた空間、取り組んできた社会的プロジェクトなどもご紹介致しております。ご笑覧いただき、構想を巡らせて頂ければ幸いです。

 私が建築の道を志したのは、高校2年生の時でした。それまではスペースシャトルの設計者に成りたいと考えておりましたが、高校2年生の時に「あと60年で石油が枯渇するかもしれない」とする資料を目にしました。その時、宇宙開発よりも「地球の事」に取り組みたいと考え、ファッションや音楽が好きでもあった私は、環境問題や社会の課題に「創造の楽しさを伴う具体的な回答」を示すことができる仕事として建築の道を志し、大学での修習と設計者修行を経て創業し、現在に至ります。
実際には石油は60年で枯渇することは無さそうですが、世界ではグローバリゼーションの進展と共に、気候変動の問題を始め様々な課題が顕在化し、私達の暮らしと未来に多大な影響を及ぼしています。「地球の事」は益々重要な課題になっていると感じています。

 現在、COVID19が世界を覆う真っ最中であり、弊社でも大きな影響を受けていますが、この出来事を、現在私達が生きる文明と社会の在り方を再考するターニングポイントとして受け止めていきたいと思います。
これまでも弊社で取り組むプロジェクトでは共通して「利他性」を大切にして来ましたが、今一度初発心に立ち返り、利他的な文化としての建築と地域づくりをめざして参りたいと存じます。創造と交流の楽しさを伴うやわらかい存在としての建築や地域の空間を、クライアントや協働者の皆様と共に生み出してゆきたいと思います。

DABURA.m株式会社 
代表取締役 光浦高史

PHILOSOPHY

DABURA.m 株式会社の活動と創作の中心には、下記の【PHILOSOPHY】があります。

利他的な文化としての建築、空間、地域を創造し、
持続可能性の高い文明への転換に寄与する

 現代の資本主義社会は、個人も企業も自己の利益の最大化を追求し、それによって社会が最適化されるという前提の「利己主義(egoism)」的なパラダイムに基づく社会といえます。産業革命から20世紀にかけて、紆余曲折を経ながらこのパラダイムの元に世界は大きく変化してきました。しかし一方で、グローバリゼーションが極度に進む情報革命以降の現代では、最適化と言えるようなバランスは崩れ、気候変動や極端な経済格差など人類史的に重要な課題が山積するに至っています。建築や都市は社会の在り方が物質化されたものと言えますが、「利己主義」的なパラダイムに基づく社会と連動して作られてきた建築や都市も、地球規模の課題に直接的、間接的に関わってきており、大きな曲がり角に差し掛かっています。
 フランスの論客ジャック・アタリ氏は「利他主義(altruism)」の重要性を説きます。他者を利する行動が巡って結局自己を利し、それが連鎖して全体が利せられるという考え方です。私たちは「利他主義」的なパラダイムに基づく社会づくりと、そのための建築や空間づくりが必要だと感じます。それが生まれることで他者を利するような建築や空間づくりと、それにより形作られる地域づくりを目指します。
 現代の文明を可能にしている要素として、莫大な量の化石資源があり、大量の再生不可能廃棄物の発生を許容する人々の意識と社会があります。ある程度までは化石燃料の使用も廃棄物の処理も、地球は許容できていたのかもしれません。しかし、今日はその限界を超えてしまったと言えます。21世紀前半は、この状況を転換してゆかなくてはならない時代です。あらゆる分野からこの課題に取り組む必要があります。そのためには教条を掲げ押し付けるだけではうまくいかないでしょう。人の意識や行動を変えて文明を転換してゆくためには、文化の力が必要だと思います。新たな文化を生み出し、日々の活動や暮らしの中に楽しさを伴って受容されていく必要があります。人々の活動や暮らしのフィジカルな拠り所となる建築や地域の実空間は、その為の重要な要素になります。他分野の方々と連携しながら、創造と交流の楽しさを伴うやわらかい存在としての建築や地域の空間づくりを通じて、新しい文化を生み出し、文明の転換に寄与して行きたいと思います。

会社概要

名称 DABURA.m 株式会社(ダブラエムカブシキガイシャ)
(一級建築士事務所 大分県知事登録)
代表取締役 光浦高史
(一級建築士・開設者及び管理建築士)
所在地 Office East:〒156-0056 東京都世田谷区八幡山1丁目9−17 ハウスサンシード203号室
Office West:〒874-0942 大分県別府市千代町5番1号
電話番号 TEL 0977-76-8744  FAX 0977-76-8761
名称の由来 DABURA.m(ダブラエム)とは、Design for Architectural and Biological Urbanization Research Associates Mitsuura Studioを表し、「建築学的、生物学的都市生成のための設計研究組織 ミツウラスタジオ」ということになります。
「建築学的、生物学的都市生成」をテーマに、様々なタイプの建築設計、空間再生、地域デザインに取り組んでいます。

代表者略歴

光浦 高史 代表取締役・一級建築士
1977年 神奈川県川崎市に生まれる。
2000年 早稲田大学理工学部建築学科を卒業
2000年 青木茂建築工房に所属 その間「佐伯市蒲江海の資料館」をはじめとする再生建築、保養施設、地域再生計画などを担当。青木茂氏の著作や学術研究にも携わる(-2007年)
2009年 池浦順一郎とDABURAを設立、共同主宰
2013年 日本文理大学工学部建築学科 非常勤講師
2014年 DABURA.mに改組、代表
2014年 大分大学理工学部創生工学科・建築学コース 非常勤講師
2015年 DABURA.m株式会社に改組、代表取締役
2021年 中古建物を購入し、別府市の現所在地に移転 建物は今後再生予定

AWARD

2024年 GALLERIA MIDOBARU
 第1回九州建築新人賞
 
2022年 いちごこども園分園舎
 GOOD DESIGN AWARD 2022受賞
2021年 GALLERIA MIDOBARU
 GOOD DESIGN AWARD 2021 ベスト100受賞
 2021年度建築九州賞 作品賞
 ABB LEAF Awards Best Hospitality Building Project Shortlist
 DFA Design For Asia Awards Silver Award
 Good Design Australia Winner
 日本空間デザイン賞 Longlist
 Kmew Design Award 2021 九州エリア賞

カドウ建築の宴
 GOOD DESIGN AWARD 2021受賞
2018年 大分銀行赤レンガ館
 2018年度九州建築賞奨励作品
2016年 別府温泉テラス御堂原
 九州建築選2016佳作作品
2015年 STREET RENOVATOR
 GOOD DESIGN AWARD 2015受賞

竹細工セレクトショップBamboo bamboo
 GOOD DESIGN AWARD 2015受賞

滝山団地Y邸リノベーション
 GOOD DESIGN AWARD 2015受賞
2010年 COCORO ANIMALCLINIC
 第25回豊の国木造建築賞優秀賞

MEDIA

Magazine
2021年 12月号 Casa BRUTUS特別編集【新装版】温泉200
10月号 KJ:DABURA.m特集
6月号 商店建築「ホテル大特集/六つのトレンドで捉える現在の宿泊施設」:GALLERIA MIDOBARU
6月号 月間ホテル旅館「新たな滞在と提案するリゾートホテル・旅館」:GALLERIA MIDOBARU
3月号 FIGARO japon「世間を幸せにする50のこと/ギャラリーよりも、ホテルでアート体験を。」:GALLERIA MIDOBARU
3月号 Casa BRUTUS「STAY HOTEL」:GALLERIA MIDOBARU
2月号 Pen「物語のあるホテルへ。」:GALLERIA MIDOBARU
2月号 Casa BRUTUS「WINDOW ON THE WORLD/Brand New Art Hotel in Beppu」:GALLERIA MIDOBARU
2019年 4月号 ソトコト「地域を動かすローカルプロジェクト」:貸原四畳半


Newspaper
2023年 12月22日 大分合同新聞「自然の美しさを生かした作品 別府で木彫家の造士貴之さん個展」:HAJIMARI Beppu
11月28日 大分合同新聞「西野さん別府テーマの写真集刊行記念展 温泉や入浴客を巨大ジオラマに」:HAJIMARI Beppu
9月26日 大分合同新聞「別府市南部に「ハジマリベップ」オープン 旅行客×地域 出会いの場」:HAJIMARI Beppu
9月14日 大分建設新聞「持続可能な社会へ 別府で建築個展」:DABURA.m個展
9月4日 大分合同新聞「ホテル完成までの過程紹介 別府でDABURA.m個展」:DABURA.m個展
8月21日 大分合同新聞「ひと」:光浦高史
8月11日 大分合同新聞「別府の建築設計事務所が取り組み」:HAJIMARI Beppu
4月27日 大分合同新聞「発酵文化発信の新施設 タカキヤガーデンあすオープン」:鷹来屋ガーデンささら
3月14日 大分合同新聞「地元の名建築知ろう 文筆家がトークライブ」:HAJIMARI Beppu
1月27日 大分建設新聞「アーティストの相談窓口 別府市末広町にオープン」:TRANSIT
2022年 3月1日 Wendy(全国版)「地域再生を考える」:カドウ建築の宴
2月15日 Wendy(広島版)「地域再生を考える」:カドウ建築の宴
2月1日 大分合同新聞LEADERʼS VOICE「新しい空間生み出す」:光浦高史
1月27日 大分合同新聞「別府の粋 建物の細部に」:GALLERIA MIDOBARU
2021年 11月17日 大分合同新聞「ビルの活用法探る」:アキバのあきば
11月7日 大分合同新聞「国内外で五つデザイン賞」:GALLERIA MIDOBARU、カドウ建築の宴
3月16日 大分合同新聞GX PRESS「カドウ建築が生み出す居心地の良いまち」:カドウ建築の宴
2020年 12月11日 大分合同新聞:「GALLERIA MIDOBARU
12月4日 大分合同新聞GX PRESS「困難な時にあえて攻める」:GALLERIA MIDOBARU


Web
2021年 6月11日 mooool
6月7日 gooood 
6月5日 POSITION
6月3日 Architizer
6月2日 ArchDaily
5月31日 archello
5月21日 architecture photo
4月22日 CREA Traveller
4月9日 Pen
3月23日 edit Oita
1月9日 Casa BRUTUS
2020年 12月31日 FASHIONSNAP.COM
12月21日 VOGUE
12月18日 FASHIONSNAP.COM
12月21日 美術手帖

メンバー紹介

光浦 高史
神奈川県川崎市生まれ。代表取締役、一級建築士。アートプラザの再生がきっかけで大分に就職して以来、街も自然も温泉も有る大分が気に入り早20年超。創業以降はメンバー達と多様な環境に向き合いながら未来をかたちづくる建築と地域を探求している。
代表者略歴
坂本 和歌子
大分県大分市生まれ。専務取締役・陶芸家。財務及び労務を担当。企画・広報チームをまとめる。空間づくりの場面では、陶芸家として生活者やユーザーの視点を提供する。大分芸術文化短期大学美術科非常勤講師、Wakako Ceramics 代表も務める。
山中 森
東京都葛飾区生まれ。芝浦工業大学建築学部建築学科を卒業。ゼミ旅行で訪れた大分・別府で働きたいと考え入社。以来、建築・温泉・別府のディープカルチャーに浸る日々を送る。学生時代はウッドベーシストとして活動していた。 設計チームシニアリーダーを務める。
松元 美圭
宮崎県延岡市生まれ。前職では営業職として新規マーケット開拓に従事。働き方転換の為CADを学び転職。入社後、クリニック、ホテルレストラン棟等多くの案件を担当してきた。現在、在宅中心の働き方を実践中。
世古 みずき
大分県別府市生まれ。北九州市立大学国際環境工学部建築デザイン学科を卒業。地元でもユニークな建築づくりに携われる事務所があると知り、インターンシップを経て入社。現在設計チームリーダーとして、飲食店の新築、旅館の空間再生等を担当。
江藤 萌
大分県杵築市生まれ。横浜市立大学国際総合科学部を卒業後コンベンション会社に入社。医学製薬に関するMICE、公共施設マネジメント等を経験。その後住宅会社事務職を経て入社。海外広報に取り組み、アフターコロナでの空間活用を調査・企画中。
宮野 行雲
宮崎県宮崎市生まれ。日本文理大学工学部建築学科を卒業。アルバイトとして出入りし始め、メンバーの仕事に対する姿勢に共感し入社。実家は宮崎銘菓「青島せんべい」を作る老舗菓子店。お菓子から建築を考えられないかと思案中。
幸地 隆樹
沖縄県豊見城市生まれ。日本文理大学大学院工学研究科環境情報学専攻修士課程を修了。院では磯崎新の幾何学について研究した。建築・地域空間の再構築を通じ、場所に豊かさを生み出したいと考えている。特技はカチャーシー。
田村 太久人
宮崎県生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了。学部から院へかけての3年間平田晃久教授の研究室に所属していた。大地と建築の関係に興味がある。大量の湯が湧く別府の地に住まいながら、大地と結びつく建築のあり方を考えてゆきたい。

実績紹介

2023年 ・HAJIMARI Beppu
・U meme Lab.(大分県佐伯市)
・鷹来屋ガーデンささら(大分県豊後大野市)
・別府市創造交流発信拠点 TRANSIT(大分県別府市)
2022年 ・オリエント保険新社屋(大分県大分市)
・うみとじかん(大分県別府市)
・西方山 浄国寺 納骨堂「心の依り処」(大分県臼杵市)
・サテライト由布院空間再生(大分県由布市)
・miraco空間再生(大分県大分市)
・旅想ゆふいん やまだ屋空間再生(大分県由布市)※進行中
・ulbee府内町店空間再生(大分県大分市)
・鴻池朋子「One Wild Day」 アート支持体設計(大分県豊後高田市)
2021年 ・空間実験アキバのあきば(大分県別府市)
・miraco空間再生(大分県大分市)
・木村崇人「太陽と坐る」アート支持体設計(大分県豊後高田市)
・淀川テクニック「国東半島のラクダ」アート支持体設計(大分県豊後高田市)
・いちごこども園分園舎(大分県大分市)
2020年 ・GALLERIA MIDOBARU(大分県別府市)
・カドウ建築の宴 in 0PAM(大分県大分市)
・火鍋にしだ空間再生(大分県別府市)
・ulbee空間再生(大分県大分市)
2019年 ・カドウ建築の宴in別府公園(大分県別府市)
・歯科医院丸尾崎(大分県別府市)
・別府M邸空間再生(大分県別府市)
・湯布院 山並の家(大分県由布市)
・湯布院 田園の家(大分県由布市)
2018年 ・やまよし空間再生(大分県別府市)
・アニッシュ・カプーアin BEPPU モバイルインフォメーションセンター(大分県別府市)
・東大道H邸(大分県大分市)
・竹田アート茶会茶室(大分県竹田市)
・貸原四畳半(大分県別府市)
・Sハンバーガーショップ空間再生(大分県大分市)
・福﨑歯科(大分県大分市)
・大分銀行赤レンガ館空間再生(大分県大分市)
・セイノ歯科空間再生(大分県別府市)
・Oita Made別府店空間再生(大分県別府市)
2017年 ・呑み屋横丁(宮崎県宮崎市)
・若竹ビル空間再生(大分県大分市)
・Ke Ha I(大分県大分市)
・大分市美術館CIAO!展 「モクカイ」出展(大分県大分市)
・上毛町大池公園水辺のゲストハウス基本設計(福岡県上毛町)
2016年 ・OITA CREATIVE WEEK(大分県大分市)
・スミヒラク(大分県大分市)
・イジゲンオフィス(大分県大分市)
・WALL DEN(大分県大分市)
・HOTEL910空間再生(大分県大分市)
・立命館アジア太平洋大学1Fスチューデントホール空間再生(大分県別府市)
2015年 ・旅館 テラス御堂原(大分県別府市)
・STOVEHOUSE(大分県大分市)
・永興I邸(大分県大分市)
・とも歯科クリニック増築(大分県大分市)
・竹細工セレクトショップbamboo bamboo空間再生(大分県別府市)
2014年 ・立命館アジア太平洋大学4Fゲストホール空間再生(大分県別府市)
・畑中M邸(大分県大分市)
・豊後牛鉄板焼店 TEKKAN空間再生(ミャンマー国ヤンゴン市)
・滝山団地Y邸空間再生(東京都東久留米市)
・nicoドーナッツ湯布院本店空間再生(大分県由布市)
2013年 ・税理士法人シーウエイブオフィス(大分県大分市)
・マチカドのイエ空間再生(大分県大分市)
・おおいたの縁側カフェ空間再生(大分県大分市)
・久住I邸空間再生(大分県竹田市)
・鹿児島M邸マンション空間再生(鹿児島県鹿児島市)
・関園K邸増築(大分県大分市)
・H庭園空間再生(兵庫県宝塚市)
・M計画(福岡県北九州市)
2012年 ・自邸マンション空間再生(大分県大分市)
・トランジットモールからはじまる、まちなかにぎわいプラン(大分県大分市)
・下各念時墓地計画(大分県大分市)
・ケンチクひろば展 会場デザイン(大分県別府市)
2011年 ・黒髪石材黒髪島宿舎(山口県周南市)
・I邸(大分県大分市)
・TAKAKURA/nicoドーナツ本店空間再生(大分県由布市)
・nicoドーナツ大分府内店空間再生(大分県大分市)
・BEPPU PROJECTオフィス空間再生(大分県別府市)
・馬場歯科空間再生(大分県別府市)
・S歯科空間再生(大分県大分市)
・シェアハウスプロローグ空間再生(大分県大分市)
・ARTPLAZA U-40建築家展 会場デザイン(大分県大分市)
・佐伯宝来家空間再生計画(大分県佐伯市)
2010年 ・ココロアニマルクリニック+I邸(大分県佐伯市)
・黒田歯科クリニック空間再生福岡県北九州市)
・O工場新築計画<計画案>(大分県大分市)
・wakako ceramics展示会「はなすうつわ」会場デザイン(大分県大分市)
2009年 ・T邸増築(大分県大分市)
・ギャラリーblueballen空間再生(大分県由布市)
・TANOURA PROJECT(採石場跡地再生計画)(福岡県北九州市)
・KU-SHI(プロダクトデザイン)(CMセット用什器)(大分県大分市)
・to-ko(坂道の鋪装の改修)(福岡県北九州市)

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