うみとじかん

SHOP

うみとじかん

うみをこえてじかんをこえてお届けしたい素敵なものたち

ショップは弊社が別府に購入したビルの一角にある。
2020年3月に転居以来、事務所スペースとしていた路面部分を使用しており、
陶芸家坂本和歌子の別府アトリエ、うつわと焼き菓子のショップスペースから成っている。
内部は極力「引き算」で仕上げ、最低限の機能要素を付加することで仕上げることで、
元の建物が持っている雰囲気をそのままに生かしながら空間作りを進めていった。
新たな要素としては什器、木製の建具などがある。
什器は「時を経たもの」を使用している。
展示台はヨーロッパのアンティーク家具で、以前東京目黒「CLASKA」のスイートルームなどで使用されていたものである。
壁の棚は九州の古民家で使用されていた古材を加工して使用している。
西側の壁面の棚板はクリ材で、大黒柱に使用されていたと思われる材料である。
東側の壁面の棚板は床の間に使用されていたと思われるケヤキ材である。
どちらもいくつかの古材倉庫を巡ってやっと見つけたもので唯一無二のものとなっている。
分厚い古材板を、コンクリートの壁に突き刺した鉄の棒で支えている。
もう一つの新しい要素としては、木製建具がある。
家具材でも使われることの多いアッシュ材で組み、フランス・サンゴバン社製の型板ガラスを嵌めている。
つるつるな板ガラスが生まれる前からの製法で作られたもので、一枚一枚異なる風合いを持っている。

サイン計画も弊社で実施した。
まず店の正面ですが、昭和52年に建物が完成した時から使用されている飴色のタイルをそのまま磨いて使用している。
そのタイルを地として、厚い真鍮板を「まほうのティーポット」のかたちで切り抜いて浮かせて取り付けている。
店の入り口のサインは作家さんが焼いた陶板(うみいろ)に真鍮を切り抜いた文字を入れている。
陶板は焼いた時にクラックが入ったものをあえて使用した。
クラックには金継ぎを施して、ものが出来るプロセスを感じ取れるようにしている。

「うみをこえてじかんをこえてお届けしたい素敵なものたち」
というショップのコンセプトを体現した空間になっている。

坂本和歌子の作品のうつわと共に、焼き菓子も販売している。
杵築の農家さんが作った小麦を使って、今回設けた2階の焼き菓子工房で、毎日作られている。

 

DATA

うみとじかん
所在地:大分県別府市
用途:店舗兼工房
構造・規模:RC造4階建
延床面積: 51.8㎡
設計・監理:光浦高史 松元美圭

施工:合同会社なんや
撮影:今枝あき(KINOCO PHOTO)

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