片流れの一枚屋根が特徴的な新築木造1階建の小さなカフェ。竹田市玉来の児童公園「竹の子ひろば」の川を跨いですぐ向かいの緩傾斜地に佇んでいる。子供たちが遊ぶ様子を眺めながら、親御さんたちが一息つける場所となるよう、川と公園との繋がりを意識した設計としている。小路を下り高さを抑えた軒を潜るアプローチから店内に入ると、公園側へパッと景色が開く開口を設け、落ち着きと開放感を両立できるよう工夫した。
オーナー様は卵生産者さんで、卵を使ったスイーツやデカフェのコーヒーなど、お子さん連れや妊婦さんにもやさしいメニューを提供している。また、計画当初よりお施主様の強い希望であった授乳室やおむつ交換台を完備している。

DATA
所在地：大分県竹田市
用途：物販店舗、カフェ
構造・規模：木造1階建
敷地面積：487.03㎡
建築面積：53.82㎡
延床面積：53.82㎡
設計・監理：光浦高史　世古みずき
構造設計：建築食堂 白橋祐二
施工：有限会社田村建築
撮影：今枝あき（KINOCO PHOTO）