オリエント保険新社屋
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オリエント保険新社屋
大分市内にある保険会社の新社屋計画である。
限られた敷地内にできるだけ広い空間を獲得することと、将来社員さんの人数が可変する可能性に対応出来るフレキシビリティーを考え、木造に近い考え方の、細い柱で架構できるブレース構造の鉄骨造で空間を構成した。柱材は125角で壁内に収まる為、室内外に柱型が出ず、広々とした社屋空間が実現している。
外観は、ロの字の筒型が通りに口を開き空中に浮いている様な形態とした。通りから内部の活動が感じられ、内部からは街の様子が感じられる、開放的なオフィス空間とした。
内装については1階の天井全面に針葉樹合板を使用し、木の温かみのあるオフィスにしている。また、開口部は既製品サッシをつかいコストを抑えながらも、開口を天井いっぱいにあげることで、外と繋がる明るい空間としている。
お客様が気兼ねなく訪れられ、社員さんにとっても居心地がよく、この場を訪れる誰もが安心して過ごし、働ける空間となる事を願って設計致しました。
DATA
オリエント保険新社屋計画
所在地:大分県大分市
用途:事務所
構造・規模:鉄骨造2階建
敷地面積:274.90㎡
建築面積:164.88㎡
延床面積:292.76㎡
設計・監理:光浦高史 山中森
構造設計:ひなた構造設計 江口洋一郎 斉藤将平
撮影:針金洋介(針金建築写真事務所)