弊社で取り組んだ「GALLERIA MIDOBARU」が、GOOD DESIGN賞ベスト100に選出されました。
ベスト100の中でホテルは2作品。大分県では唯一のベスト100受賞となります。
下記、審査評になります。公開プレゼンでは、マウントフジアーキテクツの原田真宏さんに質問を頂きました。しっかり見て頂いて本当に有難いです。
「赤みを帯びたマッシブなコンクリート壁が立ち並ぶ、これは別府西部のホテルの計画。その色合いや荒々しい肌理は土地の山肌と近い。時にキャンティレバー状に迫り出した形態は、特に建築の機能的要求から導き出されたものではなく、周囲の自然地形と同様に、人の意図に与しない、造形物としての自律した存在原理に従っているかのようだ。移ろいやすい社会の要求を超えた、土地のような永続的なその佇まいが、ここにでしか得られないサイトスペシフィックな価値をホテルに保証している。また、ホテル内には土地／サイトを題材とした無数のアートが配されていて、土地／サイトとそれを解釈しつつ生きる人間存在という構図が、アートとまさにサイトのようなホテルの関係によって明示されている。土地とそれを解釈することで見出された造形物としての建築と、その圧倒的な存在性。そのような根源的な建築の力を示す近年稀なアプローチであり、高く評価した。」
オーナーの林太一郎社長を中心に、ベッププロジェクトさん、grafさん、12組のアーティストのみなさんと取り組んだ、ホテル作りの全体を評価していただけたものと感じでおります。
まだ現地をご覧になられていない方は、是非足を運んでみて頂きたいです。ランチやディナーだけでもOKですので！
https://www.g-mark.org/award/describe/52625?token=NsfXyfaTHA