〜このまちは”PICNIC CITY”へ向かい始めた〜
今日都市の役割は変化し始めている。
20世紀後期から現在に至る高度消費社会の中で は、都市での楽しみとは「ショッピング」を中心とした消費活動であり、現在の都市は 「SHOPPING CITY」であると言える。しかし、web空間が拡大し、実空間と同じかそ れ以上に私たちの日常にとって支配的となった今日、都市の実空間の役割は変化しつつ あると考える。
私たちはこれからの都市は、消費活動のための空間から、誰もが自由に過ごし方を選択でき、生身の人と人が出会い、五感で体験するための公共空間として変化してゆくのが望ましいのではないかと考えており、それを「PICNIC CITY」と称して本展を契機に提案の作成を開始する。完成は2019年中を目指す。それまで数回の 「UNDER CONSTRUCTION展」を実施して経過報告を行う予定である。

「PICNIC CITY UNDER CONSTRUCTION展01」では、これまで弊社代表取締役の光浦高史とDABURA.mが取り組んできた建築、リノベーション、地域デザインの成果やプロセスを展示すると共に、来場者にもこれからの都市について想像を巡らせ一緒に考えていただきました。また、それらの考えをコメントペーパーに記入し、大分のまちなかMAPにピンで刺していただきました。これからの都市についての沢山の「予兆」を採集することが出来ました。引き続き「PICNIC CITY PROJECT」にご注目下さい。

「予兆」の数々