別府市民・学生大同窓会

REGIONAL DESIGN/社会実験

別府市民・学生大同窓会

別府市民・学生大同窓会

別府は100以上の国から学びに来た留学生が暮らす国際都市であるが、卒業と同時に別府を離れる方がほとんどである。それなので、別府市は「別府市民・学生大同窓会」を開催することで、学生や卒業生が再び別府に戻り、在校生や地域とのコミュニケーションが生まれる機会とし、大学の枠を超え地域社会の発展に寄与する機会を生み出したいと考えた。それに当たり弊社は、別府駅前通りに「パークレット」を、また市営共同温泉のパブリックスペースに「可動建築」を設置し、人が滞留したり、街を巡ったりする仕掛けを提案した。

市営温泉「不老泉」の空き地では、可動建築「はしごマルシェ」や「モクカイ」を設置し、在校生と卒業生がチャレンジできる場をつくり、飲食ブースやワークショップなどの住民や観光客も楽しめる場をつくった。パブリックスペースが持つ可能性を引き出し、卒業生の別府愛をつなぎ、人と人との繋がりの場とした。

 

パークレット

本社会実験では、別府駅前通りに「パークレット」を5箇所設置した。「パークレット」は、サンフランシスコ(アメリカ)が発祥と言われ、道路上の余剰空間を市民が憩える公共空間に変えていくプロジェクトの一環で、クイーンズタウン(ニュージーランド)やハノーファー(ドイツ)など世界中に広がりを見せている。  今回製作した「パークレット」は、自由に組み替え可能な450×450mmモジュールの椅子・植栽プランター・デッキを自由に組み替えて構成できる設計となっており、豊かな自然を感じられる憩いの空間づくりが誰でもできるツールが完成した。別府市民・学生大同窓会の会期中は、ちょっとした休憩や食事、ミニコンサートなど自由に活用された。大同窓会終了後も、繰り返し使用できるよう保管されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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