こんにちは。DABURA.m Inc.の江藤です。

「場所の固有性の再創出」をテーマの一つとして取り組む弊社ですが、その固有性について考えてみました。

そもそも「固有性」とは、あるものにもとから備わっている性質やそのものだけに特有な属性のことをいいます。

私は、窓から見る風景が一種の固有性に当たるのではないかと考えました。建築設計にしろ、空間再生にしろ、その場にしかない風景を窓で切り取って見ることで、固定された額縁の中の移りゆく季節の流れや変化を感じることができます。特に窓に映る山や海はその地の象徴的存在であり、湯布院の山並の家から眺める由布岳はまさに「固有性」を感じさせられる存在です。