LOW MILEAGE HOUSE (COCORO ANIMAL CLINIC+I邸)

第25回 豊の国木造建築賞受賞

LOW MILEAGE HOUSE (COCORO ANIMAL CLINIC+I邸)

素材と技術の”地産地消”で、この場所だけの風景を創る

素材と技術の”地産地消”で、この場所だけの風景を創るクライアントの要望は、主に3つの機能をひとつの建築として実現することであった。一つ目は、動物病院の建て替え。包括的な予防医学や動物の心のケアにまで踏み込んだ新しい動物医療を実践するための場をつくること。二つ目は、私的なホール。友人を招いて音楽会を開いたり、展覧会やパーティーを開いたりするための場所。三つ目は住居。夫婦二人が住み、懇意の友人やゲストを迎えるための住居。私達はその複合的なプログラムを、「出来るだけ近くの素材」で、「できるだけ身近な技術」で成立させようと考えた。食品の「地産地消」に近い考え方だ。このような作り方をしたのは、経済的な利点のみならず、クライアントのエコロジカルな思想を具現化すると共に、新たなこの場所の固有性を生み出したかったからである。「できるだけ近くの素材」としては、建設地と同じ市内で伐採された佐伯産飫肥(オビ) 杉を採用した。豊富に手に入り、自由に加工ができる材料である。構造体、内装、外装のほぼ全てをこの材料で設計した。「できるだけ身近な技術」については、地元の大工技術を頼った。この地域ではまだ昔ながらの大工技術が健在で質が高いのである。

建物概要--------------------------------------------------
主用途/動物病院+住宅+カフェ
構造・規模/木造2階建
敷地面積/644.4m2(194.93坪)
建物面積/255.4m2(77.26坪)
延床面積/389.34m2(389.34坪)
施工/株式会社平野工務店


1階カフェスペース 段上の床に連動しながら水平の窓が連続し、街路樹の緑を切り取る


通り側外観 木の固まりを切り抜いた様な連続窓


2階リビング


2階寝室


2階廊下 外壁を構成する凹凸の木材が抜けたところからリズミカルに光が入る


中庭



 
  1. H邸引き渡し

    • 新築
    • 現場ログ
    H邸引き渡し

    こんにちは。DABURA.m広報担当スタッフののりこです。
    先週、新築のH邸の引き渡しに同行いたしました。

    続きを読
  2. 貸原四畳半最終日

    • リノベーション
    • 現場ログ
    • まち活
    貸原四畳半最終日

    4ヶ月間ありがとうございました!

    続きを読
  3. 貸原四畳半 KASHIBARU 4 JOHAN

    • リノベーション
    • イベント
    • まち活
    貸原四畳半 KASHIBARU 4 JOHAN

    別府市元町の空き地を利用して「貸はらっぱ」を実施しています。
    その名も「貸原四畳半」(カシバルヨジョウハン)!!
    小商いの場所として、様々な表現の場所として、「貸原四畳半」を通して人と人をつなぐ場所を作り、1コマ四畳半のスペースから、エリアリノベーションにつなげてゆくプロジェクトです。

    続きを読
  4. 大分銀行 赤レンガ館 リノベーション

    • リノベーション
    大分銀行 赤レンガ館 リノベーション

    大分銀行赤レンガ館リノベーションの概要
    大分銀行赤レンガ館(旧第二十三銀行本店)は辰野片岡建築事務所(辰野金吾・片岡安)によって設計されたもので、「辰野建築」の中でも東京駅と同時期の大正2年に竣工された建築物である。戦時中には空襲を受け木造の内部を焼失。戦後の昭和24年(当時)にRC造によって内部を大掛かりに改築され・大分合同銀行本店として再生した。その後昭和41年に本店としての機能を新館に譲り、府内会館として利用され、昭和55年頃に一部を増築。平成5年に赤レンガ館として大幅に改修され、その後平成14年からローンプラザとして利用されてきた。平成27年4月に「ソーリン支店」にローンプラザが移転したためしばらくはATMや貸金庫等のみ利用されていた。平成30年3月20日、地域商社「Oita Made Shop 本店」、「タウトナコーヒー」、貸金庫、ATMコーナーとして新たに改修されオープンした。

    続きを読
  5. Ke Ha I

    • 新築
    Ke Ha I

    別府は昔からの町並みや下町らしい風情が残っている。
    そんなまちと「気配」でつながれるような住宅を考えた。
    外皮のまちへの接触面となる面を掻き取ることによって開口部を形成し、残った外皮は出が入り組んだように互い違いにすることで、光の入り方や外部との関係が均一にならないように設計した。この出入りのある外皮の間から、暮らしの中で生じる音、光、影などの内部の「気配」が外部に漏れ出す。子供達のあそびや近所のはなし声など、まちの音が内部に入ってくる。内から外の「気配」も感じることができる。外皮はまちからの直接的な視線は遮るが、開口部は上部へ十分に開放されていて、天候など空の「気配」を感じることができる。
    内部は、ハイサイド窓から光が落ちる光井を中心にスキップフロアで空間が連なっており、場所を床レベル差でゆるやかに分割している。内部にいる家族同士は、光井や連続した空間を介してお互いの「気配」を感じながら、一体感を感じて過ごすことができる。

    続きを読
  6. WALL DEN〜壁の巣窟〜

    • 新築
    HOUSE
    WALL DEN〜壁の巣窟〜

    続きを読

最新記事

  1. H邸引き渡し

    • 新築
    • 現場ログ
    H邸引き渡し

    こんにちは。DABURA.m広報担当スタッフののりこです。
    先週、新築のH邸の引き渡しに同行いたしました。

    続きを読
  2. 竹田 可動茶室組立ワークショップ

    • イベント
    • 現場ログ
    • まち活
    • アート
    WORKSHOP
    竹田 可動茶室組立ワークショップ

    続きを読
  3. 貸原四畳半最終日

    • リノベーション
    • 現場ログ
    • まち活
    貸原四畳半最終日

    4ヶ月間ありがとうございました!

    続きを読